鈴木敬 Suzuki Kei
略歴
主要業績(編著・論文)
略歴
1920年12月生
1944年 東京帝国大学文学部美学美術史学科卒業
1965年 東京大学助教授
1967年 東京大学教授
1970〜1972年 東京大学東洋文化研究所長及び同研究所附属東洋学文献センター長
1972〜1974年 東京大学総合研究資料館運営委員会委員
1973〜1976年 東京大学東洋文化研究所附属東洋学文献センター主任
1974年 文化財保護審議会専門委員
1974〜1979年 美術史学会代表委員
1981年 東京大学停年退官
1981年 東京大学名誉教授
1980年 静岡県教育委員会事務局参与
1984年 紫綬褒章受賞
1985年 日本学士院賞受賞
1986年 静岡県立美術館初代館長
1990年 日本学士院会員
1991年 勲二等瑞宝章受賞
主要業績
編著
鈴木敬・松原三郎共著『東洋美術史要説 下巻』吉川弘文館、1957年11月
鈴木敬『惲南田 中国の名画:原色版』平凡社、1957年12月
松下隆章・鈴木敬編『宋元名画:梁楷 牧谿 玉澗』聚楽社、1956年12月
松下隆章・鈴木敬編『宋元名画:花卉鴒毛』聚楽社、1959年、12月
松下隆章・鈴木敬編『宋元名画:山水』聚楽社、1961年11月
鈴木敬・小山富士夫編『世界美術全集16 中国5:宋・元』角川書店、1965年3月
鈴木敬『明代絵画史の研究・浙派』木耳社、1968年
鈴木敬[等]研究班『宋元仏画・就中羅漢図・十王図の研究』第一次報告書東洋文化研究所、1970-73年
鈴木敬・町田甲一『芸術』(中国文化叢書7)大修館書店、1971年8月
鈴木敬・秋山光和責任編集『中国美術 第1巻:絵画』講談社、1973年10月
鈴木敬責任編集 戸田禎佑『中国美術 第2巻』講談社、1973年10月
鈴木敬『水墨美術大系 第2巻 李唐・馬遠・夏珪』講談社、1974年9月(普及版1978年5月)
鈴木敬『中国画』根津美術館、1977年7月
鈴木敬『日本に現存する中国画、ことに鑑賞画の総合的資料収集とその研究』文部省科学研究費補助金研究成果報告書、1978年
鈴木敬『中国絵画史(上)』吉川弘文館、1981年3月
鈴木敬先生還暦記念会編『鈴木敬先生還暦記念中国絵画史論集』吉川弘文館、1981年12月
鈴木敬編『中国絵画総合図録Ⅰ〜Ⅴ』東京大学出版会、1982-1983年
鈴木敬『中国絵画史 中之一 南宋・遼・金』吉川弘文館、1984年3月
鈴木敬『美術コラムフォーカス』編集工房ノア、1986年8月
鈴木敬『中国絵画史 中之二 元』吉川弘文館、1988年9月
鈴木敬『中国絵画史 下 明』吉川弘文館、1995年1月
太田博太郎・鈴木敬『法隆寺』第5巻(奈良六大寺大観)岩波書店、1999-2001年
論文
「画家略伝」『三彩』49、三彩社、1950年12月
「新国宝・桃鳩図」『MUSEUM』6、東京国立博物館、1951年9月
「寒江独釣図」『MUSEUM』11、東京国立博物館、1952年2月
「因陀羅の禅機図巻」『MUSEUM』35、東京国立博物館、1954年2月
「講座 院体山水画」『日本文化財』4、文化財保護委員会・奉仕会出版部、1955年7月
「南画と文人画」『日本文化財」5、奉仕会出版部、1955年9月
「講座 牧谿とその作品 上・下」『日本文化財』7・8、奉仕会出版部、1955年
「画題解説 禅機図 禅門祖師図」『三彩』71、三彩社、1956年1月
「梁楷について」『MUSEUM』60、東京国立博物館、1956年3月
「張霊筆 赤壁後遊図巻について 」『MUSEUM』78、東京国立博物館、1957年10月
「董其昌の画藁に就いて 上」『国華』791、国華社、1958年4月
「董其昌の画藁に就いて 下」『国華』792、国華社、1958年1月
「伝趙大年筆山水図」『MUSEUM』100、東京国立博物館、1959年7月
「研究のしるべ:中国画の研究 1〜3」『国博ニュース』147〜149、東京国立博物館、1959年8・9・10月
「直翁筆六祖挾担図(広聞賛)について」『かがみ』2、大東急記念文庫、1959年8月
「於子明筆蓮池水禽図について」『大和文華』31、大和文華館、1959年月
「夏・秋・冬景山水図」『大和文華』32、大和文華館、1960年月
「査士標筆山水図」『国華』823、国華社、1960年10月
「故宮博物院の中国画」『MUSEUM』119、東京国立博物館、1961年2月
「宋元画鑑賞の手びき」『国博ニュース』167、東京国立博物館、1961年4月
「宋元画の問題」『萌春』90、日本美術新報社、1961年
「査士標筆江岸幽亭図・秋景山水図」『国華』829、国華社、1961年7月
「沈周筆・古松図」『国華』834、国華社、1962年1月
「米氏父子の山水画(中国の南画9)」『東洋の美』16、二玄社、1962年
「程邃筆山水図解説」『大和文華』38、大和文華館、1962年10月
「葡萄図 解説 真柄武男氏蔵」『国華』861、国華社、1963年
「瀟湘八景図の伝来」『古美術』2、三彩社、1963年
「瀟湘八景図と牧谿・玉澗」『古美術』2、三彩社、1963年6月
「中国絵画について」『阿部コレクション 中国美術展』神奈川県立近代美術館、1963年2月
「文徴明と呉派文人画」『MUSEUM』151、東京国立博物館、1963年10月
「閔貞筆富貴図」『国華』871、国華社、1964年10月
「玉澗若芬試論」『美術研究』236、東京文化財研究所、1965年8月
「画学を中心とした徽宗画院の改革と院体山水様式の成立」『東京大学東洋文化研究所紀要』38、東京大学東洋文化研究所、1965年11月
「李寅筆秋林幽居図・水閣弾琴図」『国華』883、国華社、1965年12月
「元代李郭派山水画風についての二三の考察」『東洋文化研究所紀要』41、東京大学東洋文化研究所、1966年10月
「陸信忠筆・十王図」『金沢文庫研究』13、神奈川県金沢文庫、1967年6月
「瀟湘臥遊図卷について 上」『東洋文化研究所紀要』59、東京大学東洋文化研究所、1973年3月
「明清の絵画」『中国美術Ⅱ:絵画Ⅱ』講談社、1973年3月
「李成から浙派」『水墨美術大系 2 李唐・馬遠・夏珪』講談社、1974年9月
「日本の山水画:中国画の受容と拒否」『MUSEUM』313、東京国立博物館、1977年4月
「お祝いと希望と (国華第壱阡号記念)」『国華』1000、国華社、1977年5月
「美術史研究資料としての文化財 (文化財の保護<特集>)」『文部時報』1204、文部省、1977年9月
「瀟湘臥遊図卷について 下」『東洋文化研究所紀要』79、東京大学東洋文化研究所、1979年3月
「五代・北宋の絵画」『週刊朝日百科 世界の美術94:五代・宋時代の絵画と書』朝日新聞社、1980年1月
「北宋の絵画」『宋元の美術』平凡社、1980年3月(大阪市立美術館編)
「『林泉高致集』の〈画記〉と郭煕について」『美術史』109、美術史学会、1980年11月
「李唐の南渡・復院とその様式変遷についての一試論ー上ー」『国華』1047、国華社、1981年12月
「李唐の南渡・復院とその様式変遷についての一試論ー下ー」『国華』1053、国華社、1982年7月
「米芾と米友仁:墨戯の変質」『中国絵画史・中之一(南宋・遼・金)』吉川弘文館、1984年
「李唐における北宋と南宋(高桐院山水図について)」『中国絵画史・中之一』(南宋・遼・金)吉川弘文館、1984年
「桃鳩図についての二、三の疑問」『国史大辞典付録史想余話』4、吉川弘文館、1985年
「石涛あれこれ:泉屋博古館の三名品を中心として」『泉屋博古館紀要』2、泉屋博古館、1985年3月
「日本の山水画(平安より江戸まで):主として大陸絵画との比較に於て」『東西の風景画:静岡県立美術館開館記念展』静岡県立美術館、1986年4月
「司印散考(研究余録)」『国華』1117、国華社、1988年10月
「逸品画風に対する一つの疑問」『日本学士院紀要』47(1)、日本学士院、1992年
「牧谿資料」『国華』1188、国華社、1994年11月
「研究余滴 僧居寧と毘陵草虫画」『国華』1199、国華社、1995年10月
「研究余滴「画は賎者のことなり」:<洞天清禄集>についての疑問」『国華』1197、国華社、1995年8月
「雪村筆波岸図」『国華』1198、国華社、1995年9月
「山水小景と山水小図」『大和文華』97、大和文華館、1997年2月
「伝李成《喬松平遠図》の周辺:一試論」『美術史論叢』13、東京大学、1997年3月
「文人画の問題 董源についての一試論」『国華』1218、国華社、1997年4月
「「仏像馬家」と永楽宮壁画について」『国華』1226、国華社、1997年12月
「揚州八怪・黄慎筆「山水図冊」について」『国華』1233、国華社、1998年7月
「華嵒筆 鵬挙図」『国華』1243、国華社、1999年5月
「研究餘滴 『雜畫卷』の筆者(徐渭)と王陽明」『国華』1251、国華社、2000年1月
「研究余滴 石谿筆報恩寺図」『国華』1254、国華社、2000年4月
「研究余滴 馬遠の時代:楊后・楊妹子」『国華』1268、国華社、2001年6月
「研究余滴 王蒙筆「青卞隠居図」」『美術史論叢』17、東京大学大学院人文社会系研究科・文学部美術史研究室、2001年
「研究余滴 担当とその周辺、絵画について」『美術史論叢』18、東京大学大学院人文社会系研究科・文学部美術史研究室、2002年
「両宋画院について」『美術史論叢』23、東京大学大学院人文社会系研究科・文学部美術史研究室、2007年