●谷文晁派(写山楼)粉本・模本資料データベース
この画像データベースは江戸時代後期に活躍した江戸南画の領袖、谷文晁(1763~1840)一門による粉本群についての画像データが検索できる。
第1回調査は2010年8月9日~15日に行った。参加者は以下の通り。
- 橋本慎司(栃木県立美術館)
- チェルシー・フォックスウェル(シカゴ大学)
- 大橋美織(東京国立博物館)
- アーロン・リオ(コロンビア大学)
- 若松由理香(ハーヴァード大学)
- 邱函妮(東京大学)
- 安在媛(東京大学)
- 鈴木しおり(東京大学)
- 帯刀菜緒(東京大学)
- 中谷有里(東京大学)
- 浜村繭衣子(中国絵画デジタル・アーカイヴ・プロジェクト)
- 石附啓子(中国絵画デジタル・アーカイヴ・プロジェクト)
- 野久保雅嗣(本研究所)
2011年8月16日~20日に行った第2回調査の参加者は以下の通り。
- 橋本慎司(栃木県)
- 白適銘(台湾師範大学)
- 福士雄也(静岡県立美術館)
- 池田芙美(サントリー美術館)
- 植松瑞希(大和文華館)
- 鈴木しおり(サンリツ服部美術館)
- 家田菜穂(ニューオータニ美術館)
- 北野良枝(東京芸術大学)
- 加藤弘子(東京芸術大学)
- アーロン・リオ(コロンビア大学)
- 田中純一朗(学習院大学)
- 薄田大輔(学習院大学)
- 安在媛(東京大学)
- 帯刀菜緒(東京大学)
- 横尾拓真(東京大学)
- 丸山宏美(東京大学)
- 菊地かの子(東京大学)
- 黄建霖(東京大学)
- 濱村繭衣子(中国絵画デジタル・アーカイヴ・プロジェクト)
- 石附啓子(中国絵画デジタル・アーカイヴ・プロジェクト)
- 野久保雅嗣(本研究所)
2012年8月13日~19日に行った第3回調査の参加者は以下の通り。
- 橋本慎司(栃木県)
- チェルシー・フォックスウェル(シカゴ大学)
- 白適銘(台湾師範大学)
- 山本聡美(共立女子大学)
- 高岸輝(東京大学)
- 安永拓世(和歌山県立博物館)
- 家田奈穂(ニューオータニ美術館)
- 池田芙美(サントリー美術館)
- 加藤祥平(徳川美術館)
- 鈴木しおり(サンリツ服部美術館)
- 帯刀菜緒(島根県立美術館)
- 野口剛(根津美術館)
- 福士雄也(静岡県立美術館)
- 北野良枝(東京芸術大学)
- 玉川潤子(東京大学)
- アーロン・リオ(コロンビア大学)
- レイチェル・サンダース(ハーヴァード大学)
- 田中純一朗(学習院大学)
- 安在媛(東京大学)
- 中谷有理(東京大学)
- 菊地かの子(東京大学)
- 横尾拓真(東京大学)
- 黄建霖(東京大学)
- 丸山宏美(東京大学)
- 陳藝婕(東京大学)
- 秦啓蘭(東京大学)
- 高野絵莉香(早稲田大学)
- 浜村繭衣子(中国絵画デジタル・アーカイヴ・プロジェクト)
- 野久保雅嗣(本研究所)
画家は習画過程から過去の画像を学び、師匠から粉本を受け継ぎ、さらに自ら様々なイメージを収集して自分なりのストックを作っていく。つまり、画家は各々画像データベースを持っており、それは完成画のみでは知り得ない絵画史観を覗くための資料となる。のみならず、谷文晁一門は松平定信(1758~1829)による『集古十種』(1800年公刊)編纂に関わって什物調査を行っており、その規模は国家的な文化財行政プロジェクトというべきものであった。その意味で、この粉本群が江戸時代後期の一画家が見た古画群という枠組みを超え、江戸時代後期における東アジア絵画の理解を復元的に考察するために重要な資料群である。(板倉聖哲)
【凡例】
- 翻刻にあたり、旧字・異体字はすべて通行の字体に直した。
- 印については以下のように記述した。
方印は[ ]で、円印は( )で括る。
朱・墨の別を記した。(例:朱円印/墨方印)
- 虫損などで紙面に欠損が生じ、読解不能の場合は、文字分の□で表した。
- 墨滅・ミセケチ・読解困難な箇所は[○字分墨滅][○字分ミセケチ][読解困難]などのようにした。(現段階で読解できなかった箇所は■にした)
- 表示されない文字は◇とした。
- 最終更新日2013年2月20日 データ1422件
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